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〜はじめに〜
出版研究部について
出版研究部は、漫画・小説・詩・イラストなどを創作し、本にまとめ、人々に配布し、読んでもらうことを目的として始めました。
よって、ただ漫画を読む部でもなければ、新聞部でもありません。
また、同人誌を作る場合でも、アニメのパロディなどは許しません。
あくまでも、オリジナルにこだわります。
オリジナルな作品には、著作権、版権が発生します。
出版研究部は、それについて研究します。
中学生の活動ですから、お金儲けは出来ません。
しかし、部員が大人になり、中学生時代に創作したキャラクターを世に送り出す可能性もあります。
研究するに値します。
本を作るには特殊な技能が必要です。
部員はそれを体験し、習得します。
文明の発展は、出版研究部に新たな道を広げます。
発足した1986年当時には、パソコンなどありません。
家庭用のビデオデッキは普及しはじめていましたが、ビデオカメラはありません。
中学生が扱えるメディアは、紙に印刷くらいでした。
オリジナルな作品を作り、複製し、配布するということが、出版研究部の実践するところです。
メディアの変化により活動範囲が広がりました。
巨大なスクリーンがついたから、スライド劇を上映しよう!
ジャーナリズムも面白そうだ!
ビデオカメラを学校が買ったから、映画を作るぞ!
・・・というように活動形態を変えてきました。
特にパソコンの登場は大きかったです。
パソコンで絵が描けるぞ!
文字をうって、印刷できるぞ!
アニメーションが作れるぞ!
ゲームも作れるぞ!
さらに・・・
ハードディスクが登場したぞ!
デジカメが出来たぞ!
OSが95になったぞ!
XPになったぞ!
CDが焼けるぞ!
インターネットが使えるぞ!
DVDも焼けるぞ!
ホームページが作れるぞ!
FLASHってなんだ!
今ではあたりまえの技術ですが、これまでの歴史を振り返ると新鮮なことばかりでした。
ちなみに、最新の技術に寛容なのは、常に部員たちでした。
技術の進歩は、今後も加速度的に進歩していくでしょう。
メディアが変わっても、活動形態が変わっても、出版研究部が目的とすることは同じです。
「出版活動を研究する部」なのです。
2005.3.31 出版研究部顧問 編集長
出版研究部の歴史
出版研究部を理解していただくために、これまでの活動を紹介します。
なお西暦は年度を示すものです。
1986は、1986年4月1日より1987年3月31日を示します。
<H中学校>時代
1986
第1期出版研究部発足
漫画、小説、詩、イラストを創作し、同人誌を制作すると宣言。
部誌「Pop Gallery vol.1」(p80)秋、文化祭直前に発行。ベタが多くコピー誌になった。
文化祭にて展示発表。
1987
部誌「Pop Gallery vol.2」(p48)初夏に発行。連作漫画に挑戦。ベタ禁止になる。
文化祭にて展示発表。
部誌「Pop Gallery vol.3」(p60)春、卒業式直前に発行。
1988
文化祭にて展示発表。
部誌「Pop Gallery vol.4」(p88)春、卒業式直前に発行。
1989
文化祭にて展示発表。
部誌「Pop Gallery vol.5」(p108)初春、卒業式直前に発行
1990
スライド「笑われた学園」(20min)制作。
内容は、学園におこる事件の数々にケンイチ少年と愛犬アンラッキーが立ち向かうというもの。
文化祭舞台発表にて上映。絶賛される。
S区連合学芸会において上映。他校の生徒にもうけて、部員は大喜び。
「笑われた学園」をビデオ化し「ビデオマガジンPop Gallery vol.6」(49min)としてレンタル開始。
本を作らなかった最大の理由は、原稿を書ける部員がいなくなったからである。
1991
新聞「Media Attack」全16号発行。
H中学校生徒会が解決出来なかった課題を引き受け、インタビュー、実験などを行った。
その他、学校と関係ないネタも掲載。ジャーナリズムに走る。
「Media Attack」(p64)と「Pop Gallery 」(p24)の未発表原稿で冊子を制作。
第1期出版研究部解散。
<I中学校>時代
1992
爆撃の後のような技術室の整備のために部活動は出来なかった。地獄の日々。
1993
第2期出版研究部発足。
文化祭にてイラストなど展示発表。
部誌「Pop Gallery vol.1」(p68)3月、卒業式直前発行。漫画の質がとても高かった。
1994
文化祭にて展示発表。
部誌「Pop Gallery vol.2」(p122)2月発行。詩、小説が増える。
1995
PCに着手。OSは、MS・DOS。
文化祭にて展示発表。
お絵かきソフト、アニメ作成ソフトの作品を集めたビデオ「電気紙芝居」(20min)を展示会場にて上映。
部誌「Pop Gallery vol.3」(p60)初春、発行。社会性を帯びた内容になる。
1996
部員の個人作業によるオリジナルPCゲーム等制作。
ビデオ「等身大の英雄シリーズ」(47min)制作
内容は、「戦え!風紀委員長」「挑戦者たち」「売人」「回転人間」「どぶねずみ」「T/2」
などを含むビデオ撮影による短編集。
文化祭にて舞台上映。中学生としては過激な内容により大絶賛と小非難を受ける。
1997
アニメ「カツラくん 〜ADVENTURE OF WIG〜」(29min)制作。
内容は、ご主人様に捨てられたカツラが旅に出て、いろいろな出会いをし、自分の存在価値に気づいていくという設定が異常だが、まともなお話。
パソコンによるアニメーション。
文化祭舞台発表にて上映。大絶賛される。
カツラくん関連グッズ、トレカ、うちわ、ぬいぐるみ、ポスターなど製作
GAINAXにならい、ZURAXを名乗る。
ビデオ「風紀委員長 完結篇」(27min)制作
「戦え!風紀委員長」の評判が良かったために作られた続編。
内容は、前作よりもさらに過激になったため、宣伝もせず、展示会場のみで上映。
クチパクアニメ「文化祭はいいね」(4min)制作。
カツラくんPR用にラジオドラマ「シンジの日記」(5min)制作。
「カツラくん短縮版」(10min)が、SONY・旺文社主催のコンテストにて優秀賞(全国2位)となる。
1998
前年に気合いを入れすぎたため脱力し、文字だけの本「黙示録98」がボツとなる。
出版研究部員の重複が多い選択技術にて、アニメ「TAMA・TAMA」(8min)制作。
内容は、玉が動き回るというもの。
文化祭舞台発表にて上映。
来年、解散することがわかっていたために、本来の活動である部誌の制作を再開。
1999
前年同様、選択技術にてアニメ「OUCH !」(13min)制作。
内容は、板が動き回るというもの。
文化祭舞台発表にて上映。
部誌「Pop Gallery vol.4」(p72)初春発行。OBによる原稿も含む。
第2期出版研究部解散
<S中学校>時代
2000
PCがwindows95であったため、PCを研究。出版研究部としての活動は出来なかった。
前任者からパソコン部を引き継ぎ、S中学校にHPを開設した。現在の土台を築く。
2001
第3期出版研究部発足。
HP上で小説など作品発表をする。
2002
同人誌作成を目標とした新入生女子が多数入部。
HP上でイラスト、詩、小説などを発表。
2003
HP上の発表。
運動会にて巨大看板を制作する。
PCがwindowsXP になる。
文化祭にて多数のイラストなど展示発表する。
Pop Gallery 試作版(p36)制作、配布。
2004
HP上の発表。
運動会にて再び巨大看板を制作する。
部誌「Pop Gallery vol.1」(p124)を制作、文化祭にて配布。
ミニコミケ状態になる。
多数のイラストなども展示発表。
2005
HP上の発表。
運動会にてミニ看板を制作する。
文化祭にてミニ作品展示。
出版研究部HPをS中学校HPより独立させ、infoseekにて開設。
(現在のこのHP)
第3期出版研究部解散
<S中学校> 現在
2006
第4期出版研究部発足。
活動を原点に戻し、部誌の制作を開始。
杉並区のアニメキャラクター募集に共同で参加。不採用になる。
文化祭にて作品展示。
部誌「Pop Gallery vol.1」を制作、配布。
2007
文化祭にて模写作品展示。
部誌「Pop Gallery vol.2」を制作中。
20??
第4期出版研究部解散。
教員の人事異動の制度が変わったため、
および教員免許剥奪制度ができたため解散時期は不明です。
突然、解散になる可能性もあります。
2007.11.11 出版研究部顧問 編集長