f37



ポップ・ギャラリー資料集

出版研究部がこれまでに発行してきた部誌『ポップ・ギャラリー』の目次とあとがきを紹介します。
作者名が実名の場合はイニシャルで表記しました。






Pop Gallery

〈第一期 出版研究部〉時代


   Pop Gallery Vol.1(P80) 

  1986年秋、文化祭直前に制作、発行。

・出版研究部が創立された年に発行された。部誌の第一弾。

    目次

作品名

作者名

月降る夜に狸がでたの

KH

わぁ〜い こわいよ〜

AS

よんこままんが

MK

KS

TS

メガロゴンベイ

HN

YA!

KS

いらすと

SN

DY

MK

KH

4つの詩篇

EN

いらすと

KH

編集後記

編集長

    編集後記

 ついに出ました、ポップギャラリーVol.1、楽しんでいただけたでしょうか。この本の企画段階ではせいぜい20ページくらいの四コマまんが集ができればいいなと思っていたのですが、その不安というか期待を裏切って80ページもの本ができあがってしまいました。まあ、内容についてはいまいちなところもあるのですが作家先生たちの12〜14才という年令を考えれば、作品の内容というよりはその表現力がすごいと思います。彼らの世代にとってマンガという表現手段がどれほどポピュラーなものなのでしょうか。ここで論じるつもりはありません。

 とにかくポップギャラリーは年二回の発行を予定していますので、半年後、一年後と回をかさねるごとに作家たちがどのように変化していくか読者の方に見て欲しいと思います。彼、彼女らは一瞬のきらめきをはなちます。

Vol.2お楽しみに。この本のためお手つだいしてくれた多くの人たちに感謝します。

 

1986年秋    初版発行







   Pop Gallery Vol.2(P48

    初夏に発行。文化祭にて展示発表

    目次

連作“竹取物語2”

りゅうげん

ヤソン社員

神伊 優 + 夏乃 海姫

神伊 優 + 美男 翔

神伊 優

もふぇっと博士 + MK

いらすと

ヤソン社員

もふぇっと博士

はちこままんが

MK

べんり屋

ヤソン社員

もうひとつのエンディング

もふぇっと博士

編集後記

編集長

    編集後記

4コマ シリーズ“べんり屋”は、ヤソンにとって かなりの上達が見られます。

VOL.1の“メガロゴンベ”とくらべてください。しかし あいかわらず 意味不明なものが多く、ほとんどのものが 古原によってネーム変更されています。もっともっと勉強してもらいましょう。

 とにかく今回のVOL.2は修整に苦しめられた一冊でした。きたない原稿、はみでた線、かすれた線、わけのわからんネーム等々。しかし、それらをさしひいても今回の出来は前回より かなりなのではないかと思います。VOL.3ではもっとになるようにガンバリますので よろしく。

無修整原稿を載せられる日を めざして。‘87 初夏


1987 初夏  初版発行







   Pop Gallery Vol.3(P60

1988年春、卒業式直前に発行。

■目次


夏のLOVEロマンス

藤崎 聡

An illastration

おにぎり君13日の金曜日

ちゃとらん

An illastration

石井

WHITE MAGIC

ヤソン社員

迷探偵

めだばに

麻生 亜理砂

なんでも屋

ヤソン社員

特報!!『特殊機動課特捜部T』

もふぇと博士

An illastration

編集後記

編集長

■編集後記

PopGalleryの第三弾いかがでしたか。本当ならばこの本は88年3月に発行されるはずだったのですが、またもや伸び伸びになってしまいました。内容については各作者たちに まかされた作品がほとんどで今回はVOL.2のように徹底的な監修がなされていません。ですからストーリーなど意味不明なものもそのままです。この本を読んでくれた人におねがいがあります。つまらない作品はツマラナイとはっきり批判してください。みなさんのナマの声がないと作者たちが上にならないのです。なお、VOL.3に載らなかった“ハッピー星占い”という幻の4コマシリーズがあったことをお知らせします。“VOL.4ではもっともっともっと上だ!”ということで・・・。

 

1988 春 初版発行








   Pop Gallery Vol.4(P80

  1989年春、卒業式直前に発行。

■目次


おにぎりくん

ちゃとらん

めだまのおやじ

のむひで劇場

ヤソン社員

ちゅーりっぷ劇場

ちゅーりっぷ花ノ助

「でも」はゆるされない

めだばに

オタク防止教室

良いこと

MK

RUSTER-BLADE

Dr.MOPHET

無題

ちゃとらん

 愛と真実のページ

利狂人

ごこままんが@

たえこ

そのA

いしい

そのB

りゅうげん

迷宮ハンター

ヤソン社員

予告篇

 

あとがき

編集長

    編集後記

いかがだったでしょうか、ポップギャラリーの4冊目。前3冊よりも さらに内容充実していると思います。とは言ってみても まだまだ各作家とも ストーリー性、社会性が無いなどの点から、くだらない事件を起している大人の世の中に喝を入れるまでには いたっていません。全員に手塚治虫のようなパワーを持てというのも無理な話なのですが、やはり 現在の流行マンガ家のように 無意味で、頭の良い人間からは見向きも されない作品を描いてほしくありません。

 マンガは永遠に不滅ですとは言えないが、人類の滅亡の日までは生きながらえるでしょう。

1989 初春  初版発行







   Pop Gallery Vol.5(P108

  1989年初春、卒業式直前に発行。

■目次


死んだらおどろいた

とど&あしか

うるわしの

4コマ8コマ劇場

Hishikado

じっとしてない君

ゴロラ

NO

と ど

ぶっちぃ

めだぱ煮

HARU

あしか

アーバンビスタエース原

名をなのるほどの者じゃない

シャルロット 畠山

「ちゅーりっぷ 中毒」

ちゅーりっぷ花ノ助

“可愛相 ソング”

MK

取り合い

ぶっちぃ

“一 日”

MK

ブランディキャンドル

めだぱ煮

ADVENTURES

SAGE

あとがき

編集長

オマケのイラスト展

みんな

■あとがき

“人生はバースデイケーキ”

40日間の夏休み。楽しい、楽しい 夏休み。はじめの10日間くらいは しあわせでいっぱい。時間は長く感じる。でも20日間も過ぎると 早い。早い。あっというまに 終わってしまう 夏休み。 もっと いろいろなことが 出来たのにと 後悔するのは 毎度のこと。

 おいしいケーキが まるまる ひとつ。 誕生日のような 特別な日でないと食べられない 大切なケーキ。 全部を1人で 食べてもい〜よ。ゆっくり、ゆっくり、じっくり、じっくり 味わいたい。 ひとくち つまんで 食べたなら、口の中で とろける、おいしいケーキ。6つに切って食べましょう。

ひときれ食べた。 う〜ん、しあわせ。おいしい、おいしい、おいしいよ〜

もう ひときれも すぐ食べた。あらやだ 1/3 消えちゃった。 あたりまえだよ。自分で食べたのだから。 もう ひときれ 食べれば、半分になった。おいしいケーキは あと 半分。え〜ん 悲しい。

 人の時間は 運がよくて 75年間。私は25年使ってしまった。人生の1/3終わってしまった。残りは2/3。今まで生きた時間の たったの2倍。すぐに終わりそう。夏休みと同じかしら。おいしいケーキも あと少し。どんなに いやでも わめいても 残り時間は変らない。

 13才よ、油断をするな。残りの人生5/6!

1990 初春 







Pop Gallery

〈第二期 出版研究部〉時代


   Pop Gallery Vol.1(P68 

  1993年3月、卒業式直前発行。漫画の質が高かった。

    目次


とどろけコロリン丸

SUPER SOYAMA

allery〜@〜

4コマ劇場

一同

allery〜A〜

ポップスマニアへの道

MK

allery〜B〜

ストロングマンになった!?

ぺいんたあREX

堀内スイリ劇場

MUSTLE HORIUCHI

gallery〜@・A・B〜 by愛と戦車と盆踊り

■この部誌には編集後記および あとがきは ありません







   Pop Gallery Vol.2P112 

    2月発行。小説・詩が増えた。

■目次


不幸の手紙

あっ

江戸川 粒ノ弼、Mr.

GOOD SING 良いこと

MK

天罰

メギルブラット

詩 三篇

愛と戦車と盆踊り

4コマ劇場

MINNA

あっ PARTU

江戸川 粒ノ弼、Mr.

クリスタル

樹山 太郎

ポップス・マニアへの道

MK

詩 六篇

高見沢 俊彦

詩 八篇

おほしさま

うさぎちゃんマン

あほあほ星人

あっPARTV

江戸川 粒ノ弼、Mr.

文 二篇

愛と戦車と盆踊り

あとがき

 

■あとがき

今回も予定の発行日を5ヶ月も遅れてしまいました。本作りにおけるこの苦しみは、やった人でないと 理解できないでしょう。原因は作者達の〆切を守らないという非人道的行為によるものです。マッタク・・・・・!しかし内容は 落としていません。今回は“メルヘン恐怖編”とでも名付けましょう。長編が多いです。詩には(SOUL)が含まれています。繰り返しお楽しみください。

1995年2月発行。







   Pop Gallery Vol.3P60

・初春発行。社会性を帯びた内容になる。

    目次


魂で叫べ

深町くん、HIYOKOSHIZUYA

愛のKOMA KOMA CLUB

みんな

ポップスマニアへの道

MK

短歌の部屋

みんな

自然のつぶやき

KAZUMI

あっ(復活編)

江戸川 粒ノ介、Mr.

ハムスターのほおぶくろ

嵐嵐

続・良いこと

MK


    あとがき


1995年はとても面白い日々が過ごせました。飽きる事の無い事件の数々、TVに映し出される頭の悪い人々、ゲスな事ばかりにやる気を出す方々、全てが冷めた脳味噌を加熱させてくれました。

 パズルを解くのは楽しことです。複雑なほど解決しがいがあるものです。山は高いほど挑戦者を引き付けます。若い人々には時間があります。問題解決する楽しさを知って欲しいものです。

快楽とは、楽をすることばかりではありません。 

 喜びを共に味わいましょう。

 

                      1996、初春、







   Pop Gallery Vol.4P72

・初春発行。OBによる原稿も含む。

    目次


少年と犬

ST

SPD the BROKER

嵐々

カッコイイグループ名

AYとその仲間たち

天上

SS

ラムはスマイルだ

MK

UFOについて

ひよこ

(イラスト)

YA

THE ロケットマン

TAKAMIX

絶対に解けない問題集

TF

TV新番組

AY

WELCOME TO ELETRIC BUG FARM

みんな

新・良いこと GOOD SING

MK

これが高見だ!

TAKAMIX

あとがき

編集長

■あとがき

「90年代は、どんな時代?」と問われれば、「コンピュータが急速に発達した時代!」となるでしょう。出版研究部も時代の波に乗り、部誌発行という本来の活動をおろそかにしてしまいました。コンピュータ作品の発表は華々しい成果がありましたが、紙への愛着は忘れられませんでした。第4巻は、4年間のアイディアの蓄積です。よって質は高いのです。もっと早く発行したかった気持ちもありますが、良いモノが出来たので満足です。メディアが変わっても発想の原点は同じです。皆さんはどう思われますか?

 

2000年、初春







Pop Gallery

〈第三期 出版研究部〉時代


   Pop Gallery 試作版P36

■目次


ハンプティーダンプティー

花林糖/作 新堂マサユキ/挿絵

「ハンプティー〜」フリートーク(花林糖&新堂マサユキ)

盗人の旅

夜伽

「盗人の旅」フリートーク(夜伽)

白花ドロップ

猫葉っぱ/作 斉藤大和/挿絵

「白花〜」フリートーク(猫葉っぱ&斉藤大和)

■この部誌には編集後記および あとがきは ありません







   Pop Gallery (P124

■目次


天碧

夜伽

視点

野良猫文乃

イラスト

みかん

お米と菊

葉利千

枯れぬ青バラ、

    芽吹くオリーブ

花林糖

挿絵:新堂マサユキ

イラスト

新堂マサユキ

夜伽

白花ドロップ

ねこはっぱ

挿絵:斉藤大和

ルナティク

青龍

イラスト

葉利千

新堂マサユキ

ぼうにんの冒険

HAYABUSAMARU

イラスト

斉藤大和

あとがき

 


■編集後記

ついに「ポップギャラリー」の発行となりました。今回は絵よりも文章の量が多くなりました。最近、若い作家が文学賞を多く取っているので、これも時代の流れということなのでしょうか。漫画の作成には多大な労力が必要です。

巻頭の作品は本当に長い期間をかけて描かれました。

この作品の前には未完成で終わった作品が多数あったことをお知らせします。

2004年11月9日 初版発行

 

出版研究部の作品はホームページ上でも公開しています。







    これは、1986年から20年の間、出版研究部が発行した部誌の目次とあとがきです。

2006年3月24日

編集:野良猫 文乃


p02に戻る